Pebble Timeの液晶について
国内外問わずいつでも何処でも何度でも議論されるのでまとめてみる.
E InkでもE paperでもない
「反射型メモリ液晶」が正解.
しかしながら公式も(!) E paper display と表記している.
マーケティング的にごっちゃに使われてきたが正確にはメモリ液晶はE paper display(電子ペーパー)ではない.
が,既にメモリ液晶は電子ペーパーだ!とする派も多い…
(立体投影が全てホログラムみたいに呼ばれてしまっているのと同様の現状)
E Inkではないので当然,バッテリーが切れたら画面は消え何も映らない.
反射型メモリ液晶
直射日光下でも見辛くなるなんて事はなく,むしろよく見えるようになる.
通常の液晶に比べ超省電力性がある.
E Inkパネルと違いリフレッシュが早いのでゲーム,アニメーション用途にも使い易い.
Pebble Watchで使用されているメモリ液晶 LS013B7DH05
(SHARP製)
Sharp Memory LCDs: Ultra-low power, high performance, and long life…with memory in every pixel
Pebble Timeで使用されているメモリ液晶 LPM014T262C
(Japan Display製)
* PDF注意
http://www.j-display.com/product/pdf/LPM014T262C_v1.pdf
液晶の更新について
Pebbleの液晶は1ピクセル更新するのに,その行全てを更新する方式.
1ピクセルが真横に移動するアニメーションは1行(144px)だけの更新で済むが,縦移動になると移動したピクセル数(行数) x 列数(144px)の分のピクセル更新が走る.
省電力
反射型メモリ液晶はE Inkとは異なるので画面の切替時は勿論のこと,
静止画表示状態でもバッテリーを消費する
ただし,消費電力は極めて低い.
ディスプレイから話はそれるが極論で言えば,
Pebble Timeが充電されていない状態ならば,例え電源を切っていても自然放電されるのでバッテリーは消費する.